おおきなみなとの日々帖

食、本、冷えとり、味のあるカッコイイ役者さん、嵐さんに甘いけれど、日常がいちばん好き。

冒頭から早くもしびれています。

トーストが好きなのですが、トースターを持っていないので、家では作れないのです。
なぜ買わないのか。これが私の性格の困ったところで、毎日、どうしても必要なものは仕方がないが、それ以外のものを家の中に置いておきたくない、と頑なに決めているのです。石頭もいいところ。

 

先日借りてきて吉行和子さん本の文章です。 

質素な性格 欲は小さく野菊のごとく

質素な性格 欲は小さく野菊のごとく

 

石頭というよりも、潔い決めっぷりにしびれました。

それからそれから、吉行さんの持っている食器たちは以下のとおりです。

コーヒーカップ 一個
コップ 二個
お皿 大中小 一枚づつ
茶碗 一個
箸 一膳
スプーン、フォーク 一本づつ
ナベ、フライパン 一個づつ
果物ナイフ、食料用ハサミ 一本づつ

カップやグラスは外国旅のお土産でいただいたものや、ご自分でお持ち帰りされたものを何十年年も愛用されています。
それ以外は「頑丈」を選択の基準にしたもので、実際に投げても壊れないそうです。
クラクラするほど憧れの極小持ち物生活です。

料理をほとんどしない吉行さんが長年愛用している電子レンジともいい距離感です。

説明書を読んで研究したら、もっともっと活用できるのは分かっているのですが、まあ、日常で困らないていどできればよいかとあっさりした付き合いのもと、長く一緒に過ごしています。

なんでもとことん突き詰めてしまったり、新しいものを欲しくなってしまう性分で食傷気味になることがあるのだけど、吉行さんのように「持つ以外の愉しみが満載の暮らし」、きっとやろうと思います。

文章も実に無駄がなくて、簡素ながらも、なかなかどうして「ホント」ばかりで気持ちいいです。

小難しい言葉をつらつらと使うよりもとっても素敵です。

 

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