おおきなみなとの日々帖

食、本、冷えとり、味のあるカッコイイ役者さん、嵐さんに甘いけれど、日常がいちばん好き。

鱈さまとお呼びしたい。

鱈はでしゃばらない。控え目で、心根がよく、思慮深い魚だという気がする。切身でしか買ったことがないので全身の構造はわからないが、切身から判断する限り、びっくりするほど身が豊富だ。小骨がないので食べやすい。自分の身を惜しげもなくさしだしてくれる寛大な生きもので、そこには殉教者のように高潔な精神を感じる。
図書館からお持ち帰りしてちびちびと読んでいた、江國香織さんの『やわらかなレタス』の一節です。

 

https://instagram.com/p/zXSp63RKMS/

本日のお持ち帰り本#群ようこ#江國香織

 

群さんのは早々と戦線離脱とばかりに途中でやめてしまいました。

猫ちゃんへの偏愛ぶりがちょっと苦手で、やはり群さん作品は映画やドラマでフワッと中和されたほうがお好みです。
 
江國さん作品はガツガツと読んだ時期もあったのですが、ちょっとご無沙汰だったのが、今回はふと目が合ったような気がしてお持ち帰りしたのでした。
これが自分の中でニンマリの大ヒットです。
生活エッセイ、しかも食に関することだらけだなんて夢のようです。
発行が冬ということも関係してなのか冬モードだっぷりで始まります。
数ページ読んで、”あぁ~、もう少し冬真っ盛りに手にしたかったぁ~”という気持ちになりました。
季節感なんていうぬるいものではなくて、ページの中には冬がまるっと収まっているのです。
早く読み進んで、春近しな今の季節にぴったり寄り添うエッセイを味わいたいと思いつつも、あまりにも冬らしさが快適でなかなか進めません。
そんなわけでこれはチビチビ読みたいので文庫を購入することに。
とにかくすっかり鱈さまに魅了されて食べたくて仕方ないんです。
春なのに。 
やわらかなレタス

やわらかなレタス

 

 ◎今まで読んだ江國さん作品のお気に入り 

きらきらひかる (新潮文庫)

きらきらひかる (新潮文庫)

 

 

    

思いわずらうことなく愉しく生きよ (光文社文庫)

思いわずらうことなく愉しく生きよ (光文社文庫)

 

  

神様のボート (新潮文庫)

神様のボート (新潮文庫)

 

    

泳ぐのに、安全でも適切でもありません (集英社文庫)

泳ぐのに、安全でも適切でもありません (集英社文庫)

 

  

号泣する準備はできていた (新潮文庫)

号泣する準備はできていた (新潮文庫)

 

 

 

いつか記憶からこぼれおちるとしても (朝日文庫)

いつか記憶からこぼれおちるとしても (朝日文庫)

 

  

泣く大人 (角川文庫)

泣く大人 (角川文庫)

 

  

流しのしたの骨 (新潮文庫)

流しのしたの骨 (新潮文庫)

 

  

広告を非表示にする