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おおきなみなとの日々帖

食、本、冷えとり、味のあるカッコイイ役者さん、嵐さんに甘いけれど、日常がいちばん好き。

プライドじゃなくて、誇りを持ちたい。

高山なおみさんの「日々ごはん3」読了。 

日々ごはん〈3〉

日々ごはん〈3〉

 

  

big-harbor-sun.hatenablog.com

 

いつもハッとする言葉が多いのだけど、今回はタイムリーさがすごくてびっくり。

沖縄慰霊の日に沖縄旅の様子を読んだり、歯茎が腫れているときに高山さんも歯茎が腫れてしんどかった様子を読んだり、怖いくらいのシンクロでした。 

高山さんの沖縄旅がたまたまお盆時期だったのでそこも興味深かったです。

お盆の過ごし方がとても真っ当で(わたしだけの真っ当なのかもしれないけれど)、ご先祖様をお迎えすることに心を砕いているのに泣けてきそうで。

沖縄には一度も足を運んだことがありません。

お気楽に遊び呆ける自信も覚悟も持ち合わせていないからです。

沖縄戦では4人に1人が亡くなりました。

とんでもないほどの、おびただしい命があっけなく奪われました。

その歴史を背負いながら、今も様々な「戦後の後処理」を背負わされています。

だからこそ、沖縄の人たちは、ご先祖様の存在と近い距離にいるのかもしれません。

お盆休みに海に山にと浮かれポンチになるのが理解できない環境で育ったせいもあって、未だにそれができません。

それでいいや、って思いました。

 

沖縄から帰った高山さんがふと思ったことで、こころをググって持ってかれた部分。

 

@2003年8月24日(日)快晴、すごく暑い より


昨夜寝ながら思ったこと。
誇りってものについて。
誇りっていうのは、自分が生きている環境について(仕事も含め)満足していて、その気持ちに嘘がないっていうことかな。
そんなのは言い古されたことかもしれないけれど、その気持ちに嘘やてらいがないっていうのがポイントだと思う。
(中略)
私は誇りある人が好きなんだと思った。
つまり、自分の生き方について嘘をつかずに自信を持っている人。
プライドとは違うなと思う。
プライドって、すでに嘘が混ざっている気がするもの。

誇り・・・今のところ相当に欠如しているなぁ。

田舎暮らしについては圧倒的に誇りを持てるようになったけれど、非正規雇用者で経済的に乏しい現在未来を憂いでは、お金がないから…と我慢しながらも不満を感じたり妬んでみたり、そこから脱出するべく策を練るとか、いい加減あきらめて軽快に暮らすとか、そういう潔さをモノにできない自分がまだまだいるのでさっぱり誇りが持てないまま。

そう、プライドにがんじがらめでいるだけなのかも。

ピカピカでなくても、そんなに大きくなくても、頑丈な誇りを持ちたいな。

 

もうすぐ高山さんの文庫も届きます。 

今日もいち日、ぶじ日記 (新潮文庫)

今日もいち日、ぶじ日記 (新潮文庫)

 

 こちらは東日本大震災後に、被災地を訪れたときの様子も書かれています。

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