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おおきなみなとの日々帖

食、本、冷えとり、味のあるカッコイイ役者さん、嵐さんに甘いけれど、日常がいちばん好き。

対岸の彼女、読み直したい。

卒業&入学シーズン、全く蚊帳の外にいる身としては、いろいろ考えるものがあります。

夫婦揃ってそういうのに参加するのが当たり前なんですってね、今の時代は。
私自身は子供よりも仕事優先の家庭に育ってきたのだけど悲観的には考えてなくて、そういう寂しさや悔しさを知ることで得たモノのほうが多いと思ってます。
友人の言葉を借りるなら、道徳心があり、相手を重んじる親に育ててもらったことを大切な財産』と思っているのは大いに共感です。

皆が皆、当たり前だと言われていることを享受できる恵まれた環境にいるわけじゃないんだぞ!ってことを声を大にして言いたいのは余計なお世話なんだろうか。
そういう想像力の欠如が今はひどくなっていて、自分たちさえ良ければいい…みたい家族があまりにも目立ってきている気がするのはやっかみでしかないのかなぁ。

恵まれた環境にいる人たちって、とかくシェアをしたがらないから、財産でも仕事でも何でも抱えてしまっているような印象がします。

子供を大事にするのは全然OKだけども、育むと言うよりは、盲目的あるいは気を遣う(子供に!!)方向になっていないかなぁ。
社会に出たら、よほど友好関係のある人でない限り、気なんか遣ってくれないし、思い通りにならないことだってままです。
そんなとき、幼い頃からVIP待遇されっぱなしだとかなりしんどいことになるはずなのです。

世の中は、私みたいな存在とは大きくかけ離れた次元でうごめいているように思えてなりません。

わたしが頼りない世界の中でできることは、自分のことは誰でもなく自分で守ることしかないのかもしれません。

角田光代さんの小説『対岸の彼女』のように、あっちとこっちには越えられない大きな川が流れているように思えてなりません。

対岸の彼女 (文春文庫)

対岸の彼女 (文春文庫)

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