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おおきなみなとの日々帖

食、本、冷えとり、味のあるカッコイイ役者さん、嵐さんに甘いけれど、日常がいちばん好き。

「黄色いマンション 黒い猫」。

小泉今日子さんの「黄色いマンション 黒い猫」、ふぅ〜っと読了。 

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以前は好きでも嫌いでも、しいて言えば好きなほうかな程度でしたが、小泉さんが年齢を重ねるにつれて、なんだかとても気になる、一目置く存在になってきました。 

その理由がこの本を読んでわかりました。
この方は若いときから成熟した大人で、その大人の感度にようやく私が追いついてきたのだと思います。 

アイドルとしてバリバリ働く前の小泉さんは、学校をサボって男子の先輩と海へ行っちゃったり、彼氏もいるし、お姉さんの影響で音楽もファッションもハイカラで、女の部分がかなり多いお母さんを嫌うどころか愛してやまないしで、私とはひとつも共通点がなくて、若い頃の変に&無駄に潔癖だった私がかなり苦手な「不良っぽい」タイプ。

芸能人となった小泉さんは、元来持ち合わせていた「強くて優しい」性分をメキメキと発達させ、同時に読書や素敵な先輩たちとの出逢いで感度をピカピカに磨き上げ、その感度に私はすっかり魅了されてしまっています。

全く別の価値観で生きてきたのに、とても面白い魅了のされ方です。 
でも実は私、小泉さんとの共通項を見つけてしまいました。 
お互いに性根にひっそりと「暗さ」が宿っているのです。 
その「暗さ」から醸し出される不思議な落ち着き加減が心地良くて、ますます魅了されそうです。 

    これから死ぬまでにいったい何枚の写真を撮られるのだろう。いつ死んでもいいようにできるだけ笑っていたいと思う。笑えているうちはまだまだ元気で幸せなのだから。

    誰も見ていない時に自分自身を大事にしてあげられるのは大人の女の醍醐味ですわよ。

    石の上に三十年も居れば、冷たい石もずいぶんと温まる。 
     続けることとは、変わらないということではないのだと最近感じる。同じ場所に居ても景色は確実に変わっていく。その景色が見えるかどうか、その景色を楽しめるかどうか、それが大切なのだと思う。 

同じ場所にいる私だけれど、変わっていく景色はちゃんと見えていると思います。

その景色をそれなりには楽しんでいるという自負もあるほうだと思います。

“それなりに”を手放して、ただ純粋に楽しむこと、そこにフォーカスしよう。

黄色いマンション 黒い猫【特典付き】 (Switch library)

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MEKURU VOL.07 (小泉今日子)

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